玉川大学出版部の本


<科学技術社会論研究 第1号>
「科学技術と社会」を考える

科学技術社会論学会編

B5判並製・252頁
定価 :4,620円(税込)
発行年月 :2002年10月
ISBN :ISBN4-472-18301-3 C3040
ジャンル :工学

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様々なセクター、研究分野で活躍する執筆陣による、科学技術と社会に関わる諸問題を議論していく上で出発点となる論考。科学技術の産物は人々の意識や生活、社会のあり方に大きな影響を及ぼしてきた。科学技術と社会の間に新たな関係を構築することが求められている今、科学技術社会論がカバーする問題圏・方法論を一望する。

目次

設立趣意書

学会設立に寄せて
  科学技術社会論学会会員の皆様へ-4Sからの祝辞 Bijker,Wiebe E.
  科学技術社会論学会会員の皆様へ-EASSTからの祝辞 Wyatt, Sally
  科学者の将来 佐藤文隆
  科学技術文明の普遍性 竹内 啓
  社会学の個別性を超えて 市川惇信
  忘れて欲しくないこと 村上陽一郎

「科学技術社会論研究」創刊に寄せて 小林傳司

特集:「科学技術と社会」を考える

1 理論
  A 科学技術社会論の焦点
  科学技術と公共性 藤垣裕子
  科学技術と市民的自由―参加型テクノロジーアセスメントとサイエンスショップ 平川秀幸
  大学・科学技術・社会―20世紀における大学と科学技術の変貌 桑原雅子
  「大型科学」論とSTSの課題 平田光司
  リスク概念とSTS 林 真理
  イノベーション論―歴史的概観に基づく当面の課題 後藤邦夫
  B 科学技術社会論のアプローチ
  狭義の科学哲学と科学技術社会論 戸田山和久
  技術の哲学 村田純一
  科学社会学と技術社会学のゆくえ―避けて通れぬ問について 松本三和夫
  科学技術とジェンダー 小川眞里子

2 「科学技術と社会」の諸相
  A コミュニケーション
  科学技術と社会のコミュニケーション―その人材問題 塚原修一
  日本の科学技術ジャーナリズム研究―ほぼゼロからのスタート 牧野賢治
  科学コミュニケーション 杉山滋郎
  学校教育におけるSTS教育―現状と展望 小川正賢
  B 環境/情報/エネルギー/生命
  環境問題 戸田 清
  情報技術―市民運動と資本主義社会との関係 中山 茂
  原子力エネルギー技術と社会 谷口武俊
  遺伝子技術 廣野喜幸
  生物医学と社会 松原洋子
  医療と社会 柘植あづみ
  C 倫理
  科学技術倫理の諸相とトランスディシプリナリティ 札野順
  技術者にとっての科学と社会 柴田清
  サイバー倫理―その歴史、方法論、いくつかの倫理的ジレンマについて 奥田栄
  D グローバリゼーション
  科学技術政策の国際的次元 城山英明
  第三世界とSTS 塚原東吾


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