MDレコーダー
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録音メディアについて、作者はテープ主義者である。情報量を落とさずに録音が可能なテープレコーダーに体して、MDレコーダーは、情報量をある程度圧縮して記録を行うからである。
購入の理由については、アウトドアで何か音楽を聞きたいとき従来のカセット式の物では、歩いていたり、ちょっとした衝撃で音が飛んだり、たびたびテープがからまったりするからである。その点、MDはそのようなことは、ほとんど皆無であり、熱などによって伸びたりもせず、何度聞きかえしても音質が劣化することがないというテープでは得難い高い保存性、耐久性をもっている。又、編集能力もテープレコーダーに比べて遥かに高いため、編集の時間も従来の三分の二以下となった。
編集を行うステーション部には、サンプリングレートコンバータがついているため、DATなどの他サンプリング周波のメディアからもデジタル録音ができるため、編集のしやすさと相まって、いろいろな録音が可能である。
音質のほうは、ミニコンポに接続して使うのであればほとんど問題ないと思われるが、作者が使用している大型コンポーネントシステムに接続すると、ポータブル機の悲しさゆえか、据え置き型とポータブル型の音質の差が露骨に現われる。AD、DAコンバータともレコーダー本体に搭載されているものを使用しているのであろう。せめてステーション部に質の高いAD、DAコンバータを別途に搭載して、音質の向上を図ってみてはと言いたい。
このような理由から、この機器をハイエンドシステムに接続して使用することは、あまりお勧めできない。もっとも、ポータブル機をそのような使い方をする人間はほとんどいないと思うが、もしそうするのであれば、入出力を全てデジタルのみで行えば良いだろう。ただし単体のDAコンバータは、秋葉原で売っているようなキット品で無い限り安くて6〜7万もするし、ADコンバータも同社のSBM−1(税別4万円)を買わなくてはならないため、非常にお金のかかる買い物になってしまうが・・・・。
スペック
ポータブル機なので特に記載しない事とする。