構成式の開発と汎用有限要素法プログラムへの組込み研究班
Research Team on Development of Constitutive Equations and
Their Introduction to Finite Element Analysis Software Products

　　（日本塑性加工学会、シミュレーション統合システム分科会）
　　　The Japan Society for Technology of Plasticity, Simulation Integrated Systems Committee

１．研究班設立趣旨
　シミュレーション結果は，構成式の精度に大きく依存する．この研究班では，各種材料の構成式の高精度化を図る目的で，新たな構成式を開発する．つづいて，これらの構成式でシミュレーションするために，汎用有限要素法プログラムに組み込んで行く．

２．研究班構成員
研究班まとめ役　佐野村幸夫　玉川大学工学部機械工学科
　　　　　　　　水野　衛　　秋田県立大学システム科学技術学部機械知能システム学科
　　　　　　　　早川　邦夫　静岡大学工学部機械工学科
３．構成式の開発状況と汎用有限要素法への組み込み状況

No.	材料	解析	構成式	理論	開発状況	組込状況
1	高分子	構造解析	弾性定数の静水圧依存性	微小変形	×	×
2			延伸材料の異方弾性定数の予測	微小変形	○	×
3			静水圧依存性の塑性構成式(等方硬化）	微小変形	○	○
4			静水圧依存性の塑性構成式(移動硬化）	微小変形	○	○
5			粘塑性ひずみ空間で規定した過渡的回復項を含むAFモデル	微小変形	○	×
6			粘塑性ひずみ空間で負荷曲面を規定した修正AFモデル	微小変形	○	×
7			粘塑性ひずみ空間で負荷曲面を規定し有効応力空間で規定した過渡的回復項を含む修正AFモデル	微小変形	△	×
8			粘塑性ひずみ空間で負荷曲面を村上・大野モデルで規定した修正AFモデル	微小変形	×	×
9			押出材料の弾塑性構成式	微小変形	△	×
10		成形加工	固相成形加工用構成式	有限変形	×	×
11	金属	成形加工	高精度なスプリングバック予測のための粘塑性構成式(弾塑性構成式)	微小変形または有限変形	×	×
12		成形加工	塑性加工中の成形不良の予測（損傷力学の適用）	有限変形	×	×
13	複合材料	構造解析	配向パラメーターによる縦弾性係数と強度の予測	微小変形	○	×
14			均質化法による異方弾性定数と非弾性挙動の予測	微小変形	×	×
15		成形加工	織物の成形加工中の配向角変化の予測	有限変形	×	×
16		構造解析	織物の成形加工後の構造解析	微小変形	×	×
17		構造解析	層間剥離後のFRPの力学的挙動の予測	微小変形	×	×

３．活動状況

研究班の研究会	公表論文	配布資料
２００３	２００３	２００３
２００４	２００４	２００４