流体の運動がどのようになっているか、目にみえるようにすることが『流れの可視化』です。流体工学において、流れの可視化は重要な基礎技術であるといえます。
煙や粉末,色素などのトレーサを流して流脈を観察するトレーサ法,糸などのタフトを物体に取り付け、流れの方向を調べるタフト法といった基本的な技術の他に、最近ではレーザによって流速を計測しその分布を得る技術(PIV法など)といった技術もあります。
本研究室では、煙風洞,曳航式可視化水槽といった設備による物体周りの流れの可視化研究のほかに、渦巻ポンプ内流れの可視化や、エンジンシリンダ内の流れの可視化研究を行なっています。
[写真は本研究室の煙風洞を用いてスラット(高揚力装置)付き翼周りの流れを可視化した様子]